【web小説】月光眼のライラ【感想】

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タイトル:月光眼のライラ
著者:青梅薄荷 さん
ジャンル:現代ファンタジー
文字数:129,311文字(23/6/3 時点)

月光眼のライラ(青梅薄荷) - カクヨム
現代を舞台に、銃弾飛び交う異能バトル!

あらすじ

 第二次世界大戦終結後。来たる冷戦、テロ、そして『超常犯罪』に備えるため、日本を含めた西側諸国で作られたのが『特別認定武装私人(Private Citizen Armed / Armed Civilian)』制度である。彼らは通称『特武』と呼ばれ、法律上は民間人として扱われるが、武装権と一定の捜査権・逮捕権を付与されている。

 そんな特武である花村景介は、全身の神経に関わる特殊能力を持ち、思考・運動能力ともに引き上げることが出来る。しかし、彼はとある理由でその能力を失っていた。絶望し、戦いにも嫌気が差していた彼の前に現れたのは、琥珀色に輝く髪の少女、ライラ・M・榊原だった。
 ライラと出会った景介は、謎の組織『D』に立ち向かう事になる。2人の出会いは、世界を救うのか。それとも……

感想

弥研宮(やとみや)学園の二年生である景介は、特別認定武装私人の一人でもあります。
彼は最も優れた戦闘能力を持つ者に与えられるエックスという称号を手にしていました。
思考や身体能力を引き上げる特殊能力を持ち、活躍していたのです。
しかしとある過去から戦闘意欲を失ってしまい、腑抜けと呼ばれるようになった彼の前に、ライラというエックスの少女が現れました。
彼女は極端にバディを組むことを嫌がる彼に、自分のバディになるよう迫ります。

素っ気ない性格と暗い過去を持つ主人公と、彼に超接近する少女ライラ。
本作品は銃による戦闘描写が多く、聞き慣れない名称が多数出てきます。
ですが都度説明やルビがふられている親切設計で、つまることはありませんでした。
母親がバディに殺害された過去を持ち、誰かと組むことを嫌う景介ですが、ライラとはなかなか息の合う戦闘を繰り広げます。
少年少女の異能バトルものが好きな人におすすめです。

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