【web小説】「どうせ私が悪いのよ!」【感想】

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タイトル:「どうせ私が悪いのよ!」
著者:ドン・ブレイザー さん
ジャンル:現代ドラマ
文字数:7380文字(23/5/1時点)

「どうせ私が悪いのよ!」(ドン・ブレイザー) - カクヨム
「どうせ私が悪いのよ!」と叫んで議論を終わらせるな

あらすじ

大学への進学を機にルームシェアを始めた女子大生の舞子と優。
2人暮らしは楽しくもあるけど時には喧嘩をすることも。
特に舞子は優が喧嘩をするたびに口にする「どうせ私が悪いのよ!」という言葉がどうしても気になっていて・・・・・・
(カクヨムより)

感想

喧嘩をするたび、「どうせ私が悪いのよ!」と言い捨てて閉じこもってしまう友人の優。
読んでいて、こういう人いるなあと妙に納得してしまいました。
主人公の舞子は、相手が敗北を認めているにも関わらず、何故その言葉を言われるのが嫌なのか思案します。
そして喧嘩中の優を呼び出し、冷静に言葉の意味について話し合いを始めました。
なかなか突飛な発想ですが、人間関係、ことに同じ屋根の下に住む者同士であれば、話し合いは必然です。舞子も優も、喧嘩は繰り返しつつも友人でいたいと思っているのが伝わってきました。
そして、優の方も舞子に対し、使ってほしくない言葉があると言います。
なるほど、確かに舞子にも一理ありました。

喧嘩を前提としつつ、一緒に暮らすためのルールを定める二人は、同居人同士として理想の関係だと思いました。
誰かに対してイラっとしても、そこに含まれた意味や自分が不快に思う理由を探るのは大事かもしれません。

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