タイトル:Fake Earth
著者:Bird さん
ジャンル:VRMMO,アクション
文字数:355,585文字(23/5/9 時点)
Fake Earth
シリアス ダーク 男主人公 現代 ゲーム サスペンス 異能力バトル ヒーロー 電脳世界 VRMMO サイバーパンク SF ローファンタジー 残酷な描写あり
あらすじ
藤堂頼助(とうどう らいすけ)は、ゲームセンターで出会った女子高生・凛子(りんこ)を助けるために、現実世界を完璧に再現したゲーム『Fake Earth』(フェイク・アース)に挑戦する。
忘れたくない思い出も、未来を自由に生きる権利も失うリスクを背負って。
もしもゲームオーバーになれば、「生まれたときからゲームオーバーになるまでの記憶」を消され、さらに別人の記憶を組み込まれ、『Fake Earth』の住人として寿命が尽きるまで生かされつづけるルール。
このゲームは「死ぬこと」すら許されない。
(小説家になろう)
感想
Fake Earthというゲームの中で戦う少年のお話です。
VRMMO作品ですが冒頭ではその気配がありません。それが却って新鮮でした。
そしてもちろんフィクションですが、ものすごく緻密に設定が練られていて、本当にこのゲームが存在するのではと思わせる内容です。
もしゲームオーバーになってしまえば、ゲーム内を含めて記憶を全て失い、今後はNPCとして生かされることになる。なかなかえげつない設定ですね…。
主人公の藤堂頼助はFake Earth内で、大切な人を救うことを目的としています。
ただゲームというものは、スタート当初は何も持たないもの。彼もろくな装備を持たないままスタート地点に放り出され、そこから怒涛のバトルが続きます。
何度も絶対的な窮地に立たされますが、置かれた状況や、手に入れた所謂スキル(作品内ではギアと呼ばれる)を駆使して切り抜けていきます。
完結に向けて、どう展開していくのか、そして収束していくのかが楽しみな作品でした。
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